梅畑豪紀さんが文部科学大臣表彰を受賞されました

本研究室の梅畑豪紀さん(YLC助教)が文部科学大臣賞若手科学者賞を受賞されました。おめでとうございます!

ビッグバン以降の宇宙全史にわたる物質進化は、事実上すべて銀河の内部で生じたと考えられています。しかし、銀河は宇宙の中の氷山の一角に過ぎません。物質進化の源となる水素ガスの「貯蔵庫」は、初期宇宙の銀河間ガス大規模構造「宇宙網」として氷山の海面下に大量に眠っているはずです。梅畑さんは、世界最高の多波長望遠鏡群を駆使し、巨大ブラックホール、銀河、そして宇宙網という、空間スケールで6桁に渡る宇宙の階層構造を同時に明らかにしました。一連の成果は、銀河と銀河間物質の関わり合いの理解を格段に進展させ、かつ宇宙網にまつわる新分野の出現をも想起させる、極めて重要かつ大きな学術への貢献となりました。こうした功績が認められ、今回の受賞となりました。

(参考:名古屋大学プレスリリース,画像:宇宙網(青い部分が宇宙網をなす水素ガス) = 理化学研究所/梅畑豪紀提供)

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