名古屋大学 大学院理学研究科 天体物理学研究室 なんてん電波天文台
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電波望遠鏡(NANTEN2)

 

チリ 開所式にて

  

 電波を観測するには、高精度のパラボラアンテナと感度の良い受信機が必要です。「なんてん」の受信機は、超伝導を利用した世界最高感度のものです。大学内の装置開発室で開発されました。宇宙を観測するための装置は自分で作るのが一番です。名古屋大学の研究者と学生は、装置を自分で開発し、それをチリの「なんてん」望遠鏡に取り付けて、多くの観測成果を得ました。

 その「なんてん」望遠鏡は、1996年からの8年間、チリのラスカンパナス天文台(標高2400m)でミリ波を観測してきました。つぎに観測したいのは、波長がさらに短いサブミリ波の宇宙です。サブミリ波は波長300ミクロンから1000ミクロン(1mm)の、波長の最も短い電波です。地球大気の水分子による吸収のために、サブミリ波の観測はとても困難な課題でした。近年、チリ北部のアタカマ高地(標高4800m)が理想的なサブミリ波の観測サイトであることがわかり、今、世界の天文学者はこの地に注目しています。月の世界に近い、空気の薄い場所ですが、晴天率も高く、素晴しい観測成果が期待されています。「なんてん」は、精度を向上させていち早くそのアタカマに移設されました。これがNANTEN2望遠鏡です。これまで見えていなかった暖かいガス雲が見えてくると、より一層、星の誕生や超新星残骸の激しい活動にせまることができます。銀河系中心部のガス雲の爆発もとらえやすくなります。

 

 2004年、アタカマへの移設作業が無事終わり、その年の11月25日にNANTEN2の開所式を行うことができました。2005年9月10日には宇宙からの電波の初観測に成功しました。現在、NANTEN2は期待されていたサブミリ波観測を順調にすすめています。

→なんてん電波天文台のロゴデザインについて

→なんてん電波天文台パンフレット日本語版(PDF)

→なんてん電波天文台パンフレット英語版(PDF)

→「なんてん」が見た天の川全景(PDF)

→「なんてん」のアタカマ移設計画(PDF)

→4m電波天文台から"なんてん"、"NANTEN2"へ(なんてん物語)

 

	(c)Copyright 2006,Radio Astronomy Laboratry, Department of Physics, Graduate School of Science, Nagoya University.