大学・大学院生の皆さんへ

物理学、特に量子物理学をマスターしましょう。力学、電磁気学、数学はそのための基礎になります。英語を使う力も身につけましょう。

大学院の入学について

物理学の基本と、口頭で発表する力を重視します。
名古屋大学外の入学者は、全体の半数程度です(最近の入学者出身大学は、東京理科大、奈良女子大、信州大、金沢大、等)。

大学院では

大学院の前期課程2年間では、天文学の基礎を身につけながら、研究テーマを決めて学会発表、論文執筆に取り組みます。装置開発や、プログラム開発も行います。
1年あたり平均6名前後の学生が入学しています。
後期課程3年間では、理学博士をめざして本格的な研究に取り組みます。日本語での学会は発表はもちろんのこと、国際会議で英語で発表する機会も多くあります。チリを初めとして海外での研究にも参加できます。一人前の研究者になるには、後期課程を修了することが要件です。
名古屋大学の研究水準は世界的に最高水準です。NANTEN2をはじめとする世界トップの観測装置・電波望遠鏡を使える環境は、国内外をとおして他大学にはありません。装置を開発する力も強力です。

進路について

前期課程で就職する人は、ほぼ半数です。情報、電気関係を中心に日本を代表する企業に就職しています。
みごとに博士号を取得した人は、研究機関(国立天文台、各大学等)、企業に就職するほか、国内外のポスドクとして有給の研究者として研究を行います。