広島の街で(2013年4月)

2013年4月度のビデオメッセージ

皆さん、こんにちは。今月のメッセージをお伝えしたいと思います。

先月は、いろいろな学会のシーズンでした。広島大学では物理学会が行われ、先週、講演に行ってきました。広島大学自体は、広島市内からかなり離れたところにありますので、参加者の皆様は広島市内に宿をとって大学に通うというスタイルで、私も広島に泊まりました。

そして、広島出身の方に教えていただいた一軒のお店に夕食を食べにまいりました。私一人ですからカウンターに座りますと、お隣にご夫婦が座っていらっしゃって、全く初対面だったのですけれども、大変親しげに、奥様のほうが「一緒にビールでも飲みましょう」というお話をされて、3人でいろいろなお話をしながら食事を楽しみました。大変広島らしいといいますか、例えば東京、あるいは名古屋では、隣り合った人達がお話をするという雰囲気には滅多にならないのではないかと思います。そのような形で、まだ広島の街には昔の良い日本の面影が残っているのだなと感じました。非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

そして、広島の街に出ますと、路面電車が走っています。大変スマートな電車で、しかも本数が非常に多いのです。ご夫婦のご主人に「ぜひ路面電車に乗ってみなさい」と勧めていただき、夜、レストランからの帰りに、短い距離でしたが、路面電車でホテルに戻ることにいたしました。ただ、これもなかなか勝手がわからないのです。運転手さんのほうから入って、150円だと聞いていましたので、150円を放り込みましたら、運転手さんに「ここは降りるときに払います。それから貴方が入ってきたのは出口です」と注意されました。二度と同じ間違いはしないように気をつけようと思ながら、電車の中でのひと時を楽しませていただきました。いろいろな広島の街角の風景をみて、とても良い心持のする良い街だなと思いました。

もう一つ、その翌日、講演が終わった後に、ちょうど新幹線に乗る直前でしたが、広島で有名な食事は、やはり「広島焼き」というお好み焼きですが、これを初めて駅前のお店で食べてみました。キャベツやおソバがたくさん入っていまして、なかなかユニークなおいしい日常食だと思いました。最後に広島焼きを楽しみながら、広島を後にしたという次第です。

きょうはこの辺りで、ありがとうございました。

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