眠っている能力を起こそう(2008年5月)

2008年5月度のビデオメッセージ

皆さん、こんにちは。事情により少し遅くなってしまいましたが、今月のメッセージをお伝えしたいと思います。

きょうは人間の能力、特に埋もれた能力について考えてみたいと思います。

人間は24時間、365日、かなり決まりきった生活をしてしまいがちで、我々が持って生まれたいろいろな潜在的な能力は、おそらくほとんどが眠っています。私達は生まれたときに、ずいぶんたくさんの宝物をいただいて生きていくわけですが、人生のなかでその与えられた力をどれぐらい使い切っているのか、あるいは開発して生きているのかということを、いつも心配していたほうがいいのではないかという気がいたします。

我々一人一人には、まだまだ表に出てきていない、隠れた力がずいぶん眠っていると思います。例えば、講義の大事な役割の一つは、学生諸君がもともと持っているけれども、自分自身では気がついていない力を発見するお手伝いをすることではないかという気がいたします。

それ以外にも実はいろいろなきっかけがあります。例えば、違う考え方や意見を持っている人と出会っていろいろ意見交換をしてみる、あるいは海外も含めて初めての場所に行ってみる、いろいろ違った場所から自分自身をもう一度、眺め直してみる、そんなこともあると思います。

日々の生活を送っていくなかで、どうすれば自分自身のさらに新しい面を発見できるのか、積極的に新しい機会、新しい出会いを求めていくことが、とても大切ではないかと考えているきょうこの頃でございます。

どうも皆さん、ありがとうございました。

【キーワード】 学問・教育意見・エピソード