名古屋大学大学院 特任教授福井 康雄Professor Yasuo FukuiGraduate School of Science, Nagoya University
1951年大阪市生まれ。東京大学理学部卒業(1974)、同大学院理学系研究科天文学専攻修了(1979)。専門は電波天文学。チリ共和国に電波望遠鏡「なんてん」を設置し、星の誕生の現場であるガス雲の観測を行っている。
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課題は、星の誕生のしくみを究めることにある

宇宙は広大です。人類は宇宙に比べるととてもささやかな存在です。

近年の宇宙の研究は、宇宙の神秘を果敢に解き明かしてきました。しかしその歩みは、何ページあるか計り知れない分厚い書物の数10行を読み解いたに過ぎないのです。

人と宇宙の関わりを見つめ続ける中から、人類の存在する意味もよりよく見えてくるはずです。想像を超え、驚きに満ちたこの旅路を、みなさんとともに味わいたいと思います。

私たちのささやかな研究が、その一助になればこの上ない幸せです。

Research Interests ~私が興味を持っている研究~

星の起源を解き明かすことに興味を持っています。宇宙は、銀河で構成され、銀河は星の集まりです。星の起源を理解することなく、宇宙の理解はあり得ないのです。

星は水素ガスが収縮して生まれます。しかし、このプロセスはいまだによく理解されていません。水素ガスの性質を理解し、重力によって収縮する法則の解明がポイントです。

特に現在は、太陽の20倍から300倍の質量を持つ巨大星の起源に興味を持っています。このような巨大星は最期に超新星爆発を起こして、炭素や鉄などの様々な元素を宇宙にもたらします。同時に巨大星は、オリオン大星雲などの美しい星雲を生み出します。水素ガス雲同士の衝突が、最も有力な巨大星形成の仕組みであることが見えてきました。この研究を完成に導くことが、目下の課題です。

超新星爆発そのものも興味深い現象です。特にエネルギーの大きな宇宙線の源として、超新星は注目されます。2003年以来の私たちの研究によって、ガンマ線を放つ若い超新星残骸で宇宙線発生の証拠が得られました。この研究は2020年代、新しいガンマ線望遠鏡の出現によって、飛躍すると思います。

一方、銀河系の外に目を向けると銀河同士が衝突して巨大星団を形成するなど、銀河系では見られない大規模な星形成が起きています。大小マゼラン雲、アンテナ銀河などが当面の研究の対象です。この研究は、さらに遠方の宇宙に広がっていきます。宇宙初期に対応するごく遠方の銀河形成と、ごく近くの星形成は実はしっかりとつながっているはずです。これを実証したいと思います。

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